, via Wikimedia Commons" href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:The_summit_of_Mt_Tempozan.j
マンホールのふたの形は色々なものがあってもデザイン的にも面白いと思うのだが、なぜか大半が丸い。 これにはしっかりした 理由がある。
マンホールのふたが丸い理由は、安全性を考慮してのことだ。
丸いふたは、他の形よりも落ちにくい。
例えば、一番ありそうな四角形だと、ふたがきちんとはまっているときは問題ないが、 ふたを戻すとき、対角線方向に立てて戻すとポトンと穴の中に落ちてしまう。
三角形、五角形などでも同じことが起こる。
つまり、穴の最大直径より短い辺がある形のふただと、穴に落ちる危険性があるということだ。
その点、どこを見ても直径が同じ円形、 丸いふたならそんな不安はない。そういう理由で、ほとんどのマンホールのふたは丸いのだ。
最近では、デザインを重視して四角形など のマンホールのふたも増えてきた。ただし、 この場合は必ず、蝶番で一箇所を固定している。
そもそもマンホールとは、「マン(人) + ホール(穴)」のことで、水道、下水道、ガス、 電気通信などの地下設備の保守のために人 が入る穴を言っている。
あまり使わないが、日本語では「人穴」で はなく、「人孔」である。だから、人が入れないような小さなものはマンホールとは言わず、手を入れる穴ということで「ハンドホール」という別名がある。