高温多湿の日本の夏は、毎日大汗をかいて 暮らすことになる。建物内部はエアコンで快 適さが保たれているが、いったん外に出ると、「滝のような汗」という表現があてはまる。
この汗が、衣類が
ほくろは体のあちこちにあるもので、大抵は気にも留めない。
しかし、顔にあるほくろは、時々じっくりと眺めてしまうこともあるだろう。
目元の泣きぼくろや口元のおしゃべりほくろなど、魅力的なほくろも多い。
でも、そこから太い毛が生えてしまったら、やっぱり気になってしまう。
毎朝の洗顔の際に、どう対処すればいいか悩む人もいるかもしれない。
ほくろという黒い点は、表皮の下にあるメラニン(動物や植物の細胞に含まれる黒い色素)を作る細胞が活発になり、メラニンをたくさん生成するためだと言われている。
日焼けした場合も同じで、メラニンを作る細胞が活発になって肌が黒くなるが、一時的な現象で、時間が経てば元の色に戻る。
しかし、ほくろは細胞が活発なままなので、ずっと黒いままなのである。
盛り上がったほくろは、皮膚の一種の異常ということだ。皮膚の表面から〇・二ミリ以内にできる母斑細胞というものが、隣接する細胞と結合するための組織が不足しているため、突き出やすいということだ。
ほくろから生えている毛は、表皮細胞が変化したものである。
メラニンを作る細胞の活発化が続き、その上層の表皮細胞まで影響を受けると、毛根の異常を引き起こし、毛が正しく伸びなかったり太くなったりすることになる。
ほとんどのほくろは特に問題のないものであるが、稀に急激に大きくなったりするものがある。
これは注意が必要だ。 また、手や足など日光が当たりにくい部分に黒い色素を持つ斑点ができたら、これも注意が必要だ。
メラノーマという悪性腫瘍である可能性があるので、早めに診察を受けることをおすすめする。