高温多湿の日本の夏は、毎日大汗をかいて 暮らすことになる。建物内部はエアコンで快 適さが保たれているが、いったん外に出ると、「滝のような汗」という表現があてはまる。
この汗が、衣類が
ブラックホールは、光も逃げられないほどの強力な重力を持つ天体である。
ブラックホールは、重い星が寿命を終えて超新星爆発を起こした後に残る中心部が、自らの重力で崩壊してできると考えられている。
このとき、星の中心核が太陽の10倍以上の質量を持っていると、重力があまりにも強くなって、空間そのものが引き裂かれる。
ブラックホールは、見えない天体である。
なぜなら、ブラックホールの周りには、光速で落下する空間が存在するからだ。
この空間は、ブラックホールの重力によって歪められたもので、ブラックホールの境界線となっている。
この境界線を「事象の地平面」と呼ぶ。
事象の地平面の内側に入った物質や光は、二度と外に出ることができない。
事象の地平面の外側からは、ブラックホールの内部は一切観測できない。
しかし、ブラックホールの存在は間接的に確かめることができる。
ブラックホールに物質が落ち込むとき、その物質は高温になってX線を発する。
このX線を捉えて、その特徴を調べることで、ブラックホールの大きさや回転速度などを推定することができるのだ。
ブラックホールは、巨大な星の死骸であり、宇宙空間に生じた深い穴とも言える。