高温多湿の日本の夏は、毎日大汗をかいて 暮らすことになる。建物内部はエアコンで快 適さが保たれているが、いったん外に出ると、「滝のような汗」という表現があてはまる。
この汗が、衣類が
人間の脳の質量は平均でどのくらいなのか気になるところだ。
日本人男性の場合、およそ一四○○グラムというデータがある。
一方、女性は一二〇〇グラムほどとされる。
では、頭が良いと脳が重い、あるいは脳の皺が多いという話は真実なのか。
人間の脳の質量は一二〇〇グラムから一五○○グラムの範囲にあると言われている。
ロシアの文学者ツルゲーネフは二〇一〇グラムもの脳を持っていたと伝えられているし、 イギリスの政治家クロムウェルも二○○○グラムという記録が残っている。
歴史に名を残した人物で脳が重かった例は少なくない。
しかし、日本の文豪夏目漱石は一四二五グラムしかなかったというし、フランスの小説家アナトール・フランスはたった一〇一七グラムだったという。
このことから考えると、質量=知能という単純な図式には当てはまらない。
動物を見ても象は四〇〇〇グラム、マッコウクジラは九〇〇〇グラムもの脳を有しているが、人間より優れているとは言えないだろう。
つまり、質量は知能に比例するわけではないということがわかる。