高温多湿の日本の夏は、毎日大汗をかいて 暮らすことになる。建物内部はエアコンで快 適さが保たれているが、いったん外に出ると、「滝のような汗」という表現があてはまる。
この汗が、衣類が
一方向からしか見えないマジックミラーは、 容疑者に証人の顔を隠すためや、エッチな店で客が顔を隠すためなど、 いろいろな場面で活用されています。
普通は片方から見えるとしたらもう片方からも見 えるということになります。
しかし、マジックミラーはそれを実現できる不思議な鏡です。
まずは、通常の鏡の仕組みを確認してみましょう。
鏡はガラス板の片面に水銀などを均一に塗り、剥がれないように接着剤で固定したものです。
水銀には光を反射する特性があります。
水銀面は平滑で、乱反射しないので、約98パーセントの反射光が像として見る者の目に入ります。
マジックミラーは、この水銀膜がとても薄く塗られています。
ガラス板は半透明で、光の一部は反射しますが、一部は鏡の裏側に通過していきます。
マジックミラー越しに見えるのは、この一部の光なのです。
つまりマジックミラーは、原理的にはレース のカーテンやスダレと同じです。
窓にレースのカーテンが掛けられているとき、外が明るい昼間は室内が見えづらく、逆に部屋が明るい夜間は外から室内が見やすくなります。
マジックミラーは、このレースのカーテンのような役割を果たしています。
というわけで、見える側、見えない側は、そのまま明るい側、暗い側ということになります。